(2008.06.20)

No.006で翼面荷重10g/dm^2を切ったので気をよくしてNo.007の製作です。
前作は翼面積が23.8dm^2も有ったので翼面荷重10g/dm^2以下は比較的簡単に達成できました。
今回のNo.007は21.2dm^2ですので212g以下で完成させなくてはなりません。
ちょっと厳しい数字ですね・・・・(^_^;)。
でもチャレンジしてみることにします。

今回の翼型はAG系とします。
AHが気に入っている私ですが、今回はあえてAGに・・・・・
なぜか?って???
AGはAHに比べて若干の薄翼です。
薄くなれば当然重量も軽くなります。
軽い翼を作るためにあえて薄翼を選択いたしました。
まぁ、AG系の翼は一般的に評価が高い翼型ですので問題は無いでしょう。




コアが届きました。
(2008.07.01)

早速、体重測定です。
サンディングやトリミングは一切行っていない状態で45.8gでした。
No.006と比べると面積が約10%小さくなって重さは27%ほど軽くなっています。(翼型の差も有ると思われます。)
単純に考えて210g程度の完成も射程圏内に入って来たような・・・・?





工作再開!
(2009.01.06)
コアが届いてから半年近く過ぎてしまいました^^;
しっかり乾燥して軽くなったのでは?
(そんなわきゃないか!)

今回の翼は訳有って制作依頼を受けたのでその人に提供します。
注文を受けての機体製作は初めてですのでちょっぴり気をつかいます。
いつも作られている奥川さんや堀内さん達は凄いと思います。
でも、こうして少しずつでも機体のクオリティーが向上していくのかも知れません。
とにかく、がんばって恥ずかしくない物を作ろうと思います。

と言うわけで、樹脂作業の前まで準備ができました。

樹脂作業ですが、この時期気温が低いので温度管理をしなくてはなりません。

温度管理システムのメカニズムはその道のエキスパートのSさんにお願いしてすでに準備ができています。

後は、キュア炉ボックスと熱源を準備すればOKです。

と言うわけで、キュア炉完成




バギング完了
(2009.01.14)

処女運転のキュア炉でエポキシ樹脂加熱養生中

今回は真空ポンプを使った本格的バギングです。
今までは、フードセーバーでしたが制作依頼を受けての作品ですので
思い切った設備投資をしました。
(ヤフオクでゲットした中古機ですが・・・。)

アルバック ダイヤフラム型ドライ真空ポンプ DA−20D
http://www.ulvac-kiko.com/pumps/da020d.html



バギングから取り出し
(2009.01.16)

さすが本格真空引きです。
今までのフードセーバーと比べると肌艶が全然違います^^
フードセーバーでは60過ぎのご婦人のような肌、
強力真空引きでは20台のギャルのツルピカの肌です。
もう少し樹脂の絞り込みをしてもよさそうです。
でも今回は、自分用ではないのでそこまでは追い込みませんでした。





で、気になる重量は・・・・・

トリミング&整形前でこの重量です。
余分なものをカットしてどれくらいの重さになるかわかりませんが
100gは確実に切れると思います。
21.2dm^2の翼面積で100gを切ってくれば合格でしょう。

この翼は、先にお譲りしたW−R No.006の胴体と合わせるのですが
WR−006はトリミングした状態で112.6gでした。
翼面積の違いは有りますが15g程度の軽量化が図れるはずです。
順調にいけば翼面荷重10g/dm^2以下で完成できると思います。

この状態でオーナーさんにお渡ししますので今回はこれにて終了!

(2009.01.18)
オーナーさんよりトリミング後の重量が96gになったとの連絡がありました。


(2009.01.31)
W−RNo.006+No.007初フライト

主翼をダメにしたりサーボやリンケージを壊したり
アクシデントがありましたが今日思いっきり飛ばしました
ランチはradinaとは比較にならない程上がります滞空も良い感じです
バルサシャーレの時代は終わったって感じかな
なんせ218.3gの機体なんで風には弱いんで
今日はウエイトをつけて飛ばしましたが
微風時に早く飛ばしたいですね

  (オーナーさんのブログより)

ということで、無事フライトされたようです。
まずは『めでたし、めでたし!』です。

確かに軽量機は風には弱いです。
でも、調整によってはかなりの風域までカバーすることができると思います。
飛ばし込んで“オイシイ”ところを見つけていただきたいと思います。










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